ソフトバンク・ドラ1甲斐野、ギータバットへし折った!工藤監督感嘆「速い」
「ソフトバンク春季キャンプ」(7日、宮崎)
ソフトバンクのドラフト1位ルーキーが37球で、周囲に鮮烈な印象を与えた。ソフトバンクの甲斐野央投手(22)=東洋大=が7日、宮崎市のキャンプで初めて打撃投手を務め、上林、柳田を相手に安打性の当たりを3本に抑えた。全て直球で、最速は150キロ。強打者に気後れせず「自分の球を投げることを意識した。(周りが)いい緊張感を出させてくれた」と落ち着いて振り返った。
「力感をできるだけなくしてリリースに持っていく」との意識を持ち、低めに伸びのある球を集めた。球場がどよめいたのは柳田への14球目。外角球で泳がせ、バットをへし折る。それでも「詰まった折れじゃない。柳田さん、上林さんもまだ目慣れはしていない」と冷静に受け止めた。
目標の中継ぎ入りへ向け、アピールに成功した。工藤監督は「速い。左打者の内角はかなり力があった」と感嘆の声を上げた。
9日からは第3クールが始まる。甲斐野は「実戦形式がどんどん入ってくる。まだまだレベルアップできるようにしたい」と真っすぐ前を見つめた。