日本ハム白村が27歳で挑戦 投手から野手転向で成功した選手は?
日本ハムの6年目、白村明弘投手が19日、野手に転向した。18日に栗山監督や吉村GMと話し合い、決断。この日から早速、打撃練習を開始した。
13年ドラフト6位で入団。150キロ超の直球で頭角を現し、15年には中継ぎとして50試合に登板。防御率2・03の好成績をおさめた。だが、その後は成績が伸びず、昨季は3試合の登板にとどまった。
日本ハムらしい大胆なコンバート。ただ、プロ入り後に投手から野手に転向し、大成功した選手は少なくない。ソフトバンク・王貞治会長、ヤクルト・石井琢朗打撃コーチ、ロッテ・福浦和也内野手はプロ入り当初は投手。だが、3選手とも野手として名球会入りを果たした。現在、レギュラーとして活躍中の選手では阪神・糸井嘉男外野手、ヤクルト・高井雄平外野手が好例だ。
白村は27歳からの挑戦となるが、糸井、高井ともに25歳で野手に転向。その才能を評価されていた通り、2軍では1年目から結果を出し、大ブレークへとつなげた。白村も血のにじむような練習は必要不可欠だが、もともと打力にも定評があり、年齢面はネックにならない。
白村は「糸井さんのように努力して成長していきたい」と、日本ハムで飛躍した偉大な先輩の名前を挙げた。栗山監督も「持っている能力をもう1回、花咲かせるためにも」と期待。27歳の挑戦に注目が集まる。