「練習試合、ＤｅＮＡ５－３ロッテ」（２０日、アトムホームスタジアム宜野湾）

　ロッテ・安田尚憲内野手（１９）が手応えバッチリの豪快弾で開幕スタメンへ前進した。２０日のＤｅＮＡ戦に「６番・三塁」で先発出場し、７回２死一塁でＤｅＮＡの田村から特大２ラン。対外試合チーム最多となる３発目を右中間のスコアボード上段にぶち当てた。

　９日の台湾・ラミゴ戦（石垣）以来のアーチ。その間の５試合も計７安打を放って結果を出してきた。だが、そのすべてが単打だっただけに「ようやく長打が出た」と笑顔。左の大砲候補は「いいスイングで打てた。キャンプの中でも１番の打球」と胸を張った。

　開幕スタメンに向けては「その気持ちを忘れると何のために野球をやっているのか分からなくなる」と言った。鈴木、レアードら実績ある先輩たちにも三塁のイスは譲らない。