オリックス・山岡が“開幕投手” 対外試合初戦先発 西村監督「投手陣引っ張って」
「オリックス春季キャンプ」(21日、宮崎)
オリックス・山岡泰輔投手(23)が、チームの対外試合初戦となる23日の韓国・斗山戦(清武)に先発する。西村徳文監督(59)は「初戦は山岡。投手コーチとも意見が一致した。投手部門は山岡に引っ張ってもらわないといけない」と話し、投手陣のリーダーとしての意味合いも込めた。
金子、西が抜けた今季はエース格として期待され、開幕投手の最有力候補にも挙げられている。指揮官は「その中の一人には間違いない。誰をいかせるか、まだはっきりは決めていないが、宮崎にいる間には(本人に)伝えたいと思っている」との構想を打ち明けた。
ただ、今後のスケジュールを見れば、その道筋はくっきりと見えてくる。23日の次は3月2日の楽天との練習試合、侍ジャパンのメキシコとの強化試合の9日に2イニングと決まっている。毎週土曜日に登板しながら、体調などに問題がなければ、最終的には3月29日・日本ハム戦(札幌ドーム)へと向かう流れになるとみられる。
本人は斗山戦に向けて「ボール自体は上がってきている。相手ではなく、自分の調整になる。捕手と呼吸を合わせることも重視していきたい」と話した。大役の前にまずは、投手キャプテンが対外試合の先陣を切る。