DeNAドラ2伊藤裕、佐野が1軍昇格 乙坂、田村がファームへ
DeNAのドラフト2位・伊藤裕季也内野手(22)=立正大=の1軍昇格が22日、決定した。佐野恵太内野手と共に23日から合流し、代わって乙坂智外野手、田村丈投手がファームに合流する。
この日行われる予定だったDeNA2軍対ハンファとの練習試合が雨で中止。室内練習場でマシン打撃などで汗を流した伊藤裕は「一番はバッティング。バッティングがないと勝負にならない」と、バットでのアピールを誓った。
ストロングポイントは見る者を魅了する豪快なスイング。「シングルヒットがダメなわけじゃないですけど」と前置きした上で、「自分に求められているものとは違う。長打力を試合でアピールしていかないといけない」と実戦の場で結果を残していきたい考えだ。
これまで17日の巨人戦、20日のロッテ戦に2軍からスポット参加し、計4打数1安打。まだ長打は出ていない。「甘い球が少なく、どんな球種でもストライクを取れる」とプロのレベルを肌で感じている。ラミレス監督は伊藤裕について「恐れていないというか、非常に自信を持ってプレーしている」とし、期待以上の動きと評価していた。
「立ち居振る舞いやプレースタイルに自信を持ってないと、選手として魅力がないと思っている。堂々としていようと思っていました」と背番号4。新人であってもグラウンドに立てば関係なし。気持ちの強さが指揮官の目に留まった。
三重四日市ボーイズ時代の先輩で、2軍宿舎で同部屋だった東からは「やっと出ていくんか。静かになるわ」と激励?を受け、背中を押された。期待の大型二塁手が、開幕1軍をかけて存在感を放っていく。