ヤクルト 今年も強力打線は健在 13安打8得点でオープン戦快幕星
「オープン戦、ヤクルト8-3阪神」(23日、ANA BALLPARK浦添)
強力打線健在をきっちりと印象づけた。ヤクルトが13安打で8得点のオープン戦快幕星。初めてフルメンバーで臨んだ一戦で、百戦錬磨の主力たちが快音を連ねた。
初実戦の青木宣親外野手は、二回に才木の141キロをはじき返す左前打。凡退した1打席目からタイミングをすぐ修正した。重心をグリップ寄りにした新バット、フェースガード付きの新ヘルメットを使用するなど、飽くなき前進を求める37歳。「早めにいい形で一本出た。反応?全然違う。今の時期はああいうのは出なかった」と日本復帰2年目のプラスがある。
同じく初実戦の34歳・坂口智隆外野手も二回の中前同点打を含む2打数2安打を放てば、同学年の雄平もマルチ安打。高卒4年目の広岡がバックスクリーン直撃の推定135メートル弾でアピールする中、宮本ヘッドコーチは「ベテランは高い壁になってくれている」と目を細める。
役者のそろい踏みで、シーズン開幕戦の相手を圧倒。小川監督は「勝った方がイメージがいい。いい攻撃ができた」と前哨戦を制した意義を口にした。