「練習試合、オリックス０－３西武」（２８日、ＳＯＫＫＥＮスタジアム）

　西武ドラフト６位の森脇亮介投手（２６）＝セガサミー＝がオリックスとの練習試合で２回無失点と好投し、開幕１軍入りをアピールした。一方で４位の粟津凱士投手（２１）＝東日本国際大＝は１回無失点もＢ班（２軍）降格が決定。両投手とも実戦では無失点を続けていたが、明暗が分かれた。

　五回に登板した森脇は変則的なフォームから最速１４５キロの直球を投げ込んだ。これで紅白戦から４試合連続計６回を無失点。「ゼロ点なのはいいところ。満足していい」と笑った。

　２児のパパでもあるオールドルーキーだけに結果にこだわる。「１年目から結果を出さないとチャンスはない」と開幕１軍へ必死。辻監督も「どんどん使って結果を出せば（開幕１軍を）考えます」と説明した。

　七回に登板した粟津は先頭にストレートの四球。得点は与えず、実戦３試合連続計５回を無失点だが、内容で厳しい評価を受けた。開幕に向けての競争が激しさを増してきた。