ヤクルト山田哲 ノーモアノーノー 巨人菅野に雪辱のツバメ返しだ
ヤクルト・山田哲人内野手(26)が1日、天敵撃ちで悪夢を払しょくすることを誓った。2日の巨人とのオープン戦(東京ドーム)の相手先発は菅野。昨年のCSファーストS第2戦でノーヒットノーランを許しただけに「シーズン同様、しっかり気合を入れて打ちにいく。(悔しさは)もちろんあるし、今年はやられないぞという気持ちでいきたい」と力を込めた。
昨季の対戦成績はCSも含めれば1勝4敗。4連敗を喫して、20イニング連続無得点でシーズンを終えた。それだけに、オープン戦序盤で今年の菅野を体感できるのは幸運な巡り合わせ。山田哲が「気になりますよ。進化している可能性があるんでね。シーズン前に対戦できてよかった」と喜べば、青木も「去年と感じ方が違うかもしれない。いい投手と当たりたいというのはある」と歓迎した。
キャンプ前半のフリー打撃では、150キロ設定の高速マシンを通常より約2メートル手前に設置。菅野ら超一流の速球対策にもチームとして策を講じた。己の進化を確認するのにも、絶好の機会といえる。
「前回は悔しい思いをした。オープン戦といえど、何とか攻略したい思いはある」と小川監督。屈辱の記憶を塗り替えてシーズンに臨むためにも、全力で菅野に襲いかかる。