楽天・則本2軍再調整…開幕大ピンチ 岸5年ぶり大役濃厚
楽天は4日、状態の上がらない則本昂大投手(28)の2軍での再調整を決めた。2年連続の開幕投手が濃厚だった則本昂に代わり、岸孝之投手(34)が西武時代の2014年以来、5年ぶり3度目の大役を務めることが濃厚になった。
開幕投手について、平石監督は「発表はもう少し待って」と言葉を濁した。もともと則本昂と岸の二者択一と明言していただけに、順調な仕上がりを見せている岸に託されることになりそうだ。
則本昂が最初に異常を訴えたのは2月23日。巨人とのオープン戦(那覇)で今季初実戦を迎える予定だったが、寝違えで当日朝に登板を回避した。代替とした2月28、3月1日の台湾・ラミゴと台北で行った親善試合での遠征にも同行せず。
仙台市内の病院でメディカルチェックを受けるなど調整を続けてきた則本昂。この日、平石監督と話し合い、「状態が上がってこないということで、(1軍の)倉敷遠征に行かず、ファームで調整することに決まった」と広報から発表された。
平石監督は「1年間しっかり投げてもらわなければいけないので、中途半端に合流することはない」と完調を待つが、開幕まで1カ月を切ってのエースの2軍再調整は投手陣全体に影を落としそうだ。