ロッテ・ドラ3小島、コジマじゃないよ…オジマだ4K 井口監督に名前売った!
「オープン戦、日本ハム7-10ロッテ」(6日、鎌ケ谷スタジアム)
ロッテ・ドラフト3位小島(早大)が日本ハムとのオープン戦で四回からマウンドへ。場内アナウンスで本名の「オジマ」ではなく「ピッチャーは涌井に代わりましてコジマ」のコールにもめげることなく3回を1失点と先発入りへアピールした。
強気が持ち味の小島だがオープン戦初登板の緊張もあり「全然何も聞こえませんでした」。それでも最初の打者、谷内から変化球で空振り三振を奪い、緊張感は消えた。2死一、二塁から西川を一ゴロに仕留めた。
三回を被安打2で1失点。近藤、森山、中島からも三振をマークした。すべて空振りだった。「150キロが出る投手ではない。7、8割で体の切れで投げるのが一番です」
140キロ前後の真っすぐと多彩な変化球を操る。制球力とテクニックが持ち味だ。
好結果の中にホロ苦さもあった。六回、大田に浴びた一発は左翼場外弾だった。「あそこまで飛ばされたのは初めてです。想定外を超えていた」。
昨季、チームの先発左腕は土肥の2勝止まりで、“左日照り”は深刻だ。井口監督は「いい球を投げていた。次は長くなるでしょう」と先発テストのハードルを上げる。
プロ入り後の決まり文句は「コジマじゃない。オジマです」。先発陣へ近づくたびに認知度は増すはずだ。