ヤクルト・村上がV打!快音止まらん 小川監督は称賛「勝負強い」
「オープン戦、オリックス4-5ヤクルト」(6日、京セラドーム大阪)
ここぞの場面で一本を出した。グンと伸びた打球が、中堅手の頭上を越えていく。19歳の大砲、ヤクルト・村上がまた打った。今度は決勝の適時二塁打で、存在感を示した。
同点の八回2死二塁。フルカウントからオリックス・山田の外角132キロを逃さずに捉えた。それまでの3打席は凡退。「何とかしたい打席だったので、食らいついていきました」と話す一方で、追い込まれてからボールを2球見極める冷静さもあった。
2日の巨人戦から4試合連続安打と、快音が止まらない。5安打のうち1本塁打を含む4本が長打で、右方向への当たりはゼロ。「センター中心に逆方向を徹底してやっているので」という明確なテーマの中で、結果を残している。小川監督も「勝負強いというか、あそこの場面でよく打った」と称賛した。
9、10日に侍ジャパンの一員として戦う京セラドームでの決勝打となったが「今は目の前の結果を出すだけ。一打席一打席集中してやっていく」と意に介さず。舞台は関係なく、開幕レギュラーへ結果を残し続ける。