楽天・則本昂が前半戦絶望…右肘クリーニング手術決断 前向きに“メンテナンス”
楽天は8日、則本昂大投手(28)が11日に都内の病院で右肘のクリーニング手術を行うと発表した。今月に入って都内で精密検査を受けた際に、以前から損傷のあった患部の手術を決断。全治などは術後に公表される予定だが、前半戦での復帰は絶望的な状況となった。
最下位からの巻き返しを図るチームにとって、痛恨の事態となった。則本昂は実戦初登板予定だった2月23日・巨人とのオープン戦(那覇)を、当日朝の寝違えによる首痛で登板回避。その後もコンディション不良で台湾遠征メンバーからも外れ、仙台でリハビリを行っていた。
その後、3月に入ってから都内で精密検査を受け右肘の手術を決断。石井GMは「慢性的な肘の損傷があったので手術となった。チームにとっては痛いが、本人のためにはメンテナンスの意味合いがある手術」と説明した。
則本昂は新人だった13年から先発ローテの一角を担い、2年目の14年から5年連続で最多奪三振を獲得するなど、フル回転の働きでチームを支えてきた。その中で、慢性的な右肘痛が生じた形だ。
平石監督も「ルーキーからフル回転でのパフォーマンスを見せてくれた。則本の今後の野球人生を含め、われわれとしても前向きな手術と捉えている」と右腕の将来を考慮した上での決断とした。
復帰のメドに関して石井GMは「詳細は手術が終わった後に」と話したが、前半戦での復帰は絶望的。開幕投手の最有力だった先発の柱を欠く戦いとなるが平石監督は「何とか粘って、彼が戻ってきた時にチームが加速できれば」と前を向いた。
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