星稜・奥川3回4K センバツへ「大丈夫かなと」
「練習試合、小松8-3星稜」(9日、星稜グラウンド)
今春センバツ(23日開幕)に出場する星稜(石川)が9日、金沢市内の同校野球場で小松(石川)と練習試合を行った。今秋ドラフト上位候補の奥川恭伸投手(2年)が先発し、3回を2安打4三振1失点(自責点0)。対外試合初戦で万全ではない中でも、自己最速150キロに迫る最速147キロを記録した。
「(真っすぐは)かかりが悪くて。でも、去年の春の出だしに比べたら、まあまあ(ボールが)来てるかなと思うので、ピッチングの方はセンバツに向けて大丈夫かなと」
試験中で練習時間に制限がある中でも、さすがと思わせる投球だ。この日はスライダーを投げずに直球とチェンジアップだけを投じ、失点は初回の失策絡みのものだけ。西武、ロッテ、楽天、中日の4球団スカウトが視察した中、楽天・山田スカウトは「素晴らしい素材という評価に変わりない」と絶賛した。
「(今の状態は)半分ぐらい。まだ時間はあるので修正していきたい」と奥川。センバツに向け、徐々にテンションを高めていく。