東芝・岡野が進化の完封 昨秋ドラフト指名漏れの屈辱バネに

 「JABA東京スポニチ大会、東芝2-0JFE西日本」(11日、横浜スタジアム)

 東芝のエース・岡野祐一郎投手(青学大)が今季初の公式戦で、昨季の社会人日本選手権準優勝のJFE西日本を完封した。昨季からドラフト候補に挙がりながら指名漏れ。11球団のスカウトがバックネット裏に集結する中で、快投を演じた。

 毎回のように走者を背負いながら、決してホームは踏ませなかった。勝利目前の最終回も2死一、二塁のピンチ。「ギアをチェンジして粘り切れた」と精度を上げた。三者凡退は五、七、八回の3度のみ。136球の力投だった。

 最終回にも146キロを計測するなど、常時140キロ台の直球が収穫だ。シーズンオフにはウエートトレで徹底的に鍛え上げ、パワーアップ。「真っすぐで押せた。トレーニングの成果」と充実の表情を浮かべた。

 昨季は大卒2年目としてドラフトイヤーを迎え、指名が有力視されながら名前を呼ばれることはなかった。指名漏れの悔しさを味わったが、「チャンスはあると思うので」と前を向く。シーズン開幕と同時に、プロへ進化した姿を披露。“2度目の正直”で夢をかなえる。

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