JFE西日本・河野 150キロ熱投に虎熱視線 11球団スカウトに猛アピール
「JABA東京スポニチ大会、東芝2-0JFE西日本」(11日、横浜スタジアム)
今秋ドラフト上位候補のJFE西日本・河野竜生投手(20)が11日、横浜スタジアムで東芝戦に先発した。畑山統括スカウトら3人で視察した阪神など11球団のスカウトの前で6回2失点。今季初の公式戦で上々のスタートを切った。
社会人屈指の左腕が実力の片りんを見せつけた。六回、無死一塁で5番・吉田に対しての3球目。中飛に仕留めたボールは150キロの表示。「打球じゃないですかね」と納得はしなかったが、捕手のミットに収まったボールでも自己最速となる147キロをマーク。「いまの力は出せた」と手応えをつかんだ。
自慢の直球でファウルにするなど、何度も打者を差し込んだ。果敢に内角を突いたと思えば、90~100キロ台のスローカーブも駆使する。緩急自在の投球に、オリックス・古屋編成部副部長は「キレがいい。(ドラフト)上位に入ってくる」と評価。高卒3年目と若さも魅力の左腕は秋を盛り上げる存在だ。