巨人・山口、4・2阪神戦グイッ 5回0封!本拠地開幕先発へ
「オープン戦、ソフトバンク2-4巨人」(12日、北九州市民球場)
安定感のある投球で4・2本拠地開幕の阪神戦先発をたぐり寄せた。巨人・山口俊投手が5回を投げ4安打無失点。無四球の内容に「もう試す時期は終わっているので、結果にこだわった。ゼロで抑えることができてよかった」と胸をなで下ろした。
DeNA時代の12年5月31日以来の北九州のマウンドで、大分出身右腕が躍動した。キレのある変化球を内外角に投げ分けた。五回、先頭上林への初球には新球チェンジアップで空振りを奪い、最後はフォークで空振り三振。「力感のない中でしっかり自分のパワーを伝えられるようになっている」。取り組んできた脱力投法で威力十分のボールを投げることに手応えだ。
原監督は菅野とともにローテ二枚看板として期待する。「看板?そういう形でやってくれるでしょう。強さを感じます」と頼もしそうに見つめる。首脳陣は2本柱を分離させる方針で、3月29日開幕戦は菅野、2カード目の4月2日阪神戦初戦は山口に託すことが有力。「いいボールの精度を上げていく」。虎斬りへ抜かりなく仕上げていく。