ニッポン放送は野球中継重視「とことんこだわっていく」業界的には縮小傾向も

 ニッポン放送が13日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。TBSラジオ、文化放送と同業他社が縮小する傾向にあるプロ野球中継に、ニッポン放送の岩崎正幸社長は「とことんこだわっていく」と宣言。原辰徳監督が今季から就任した巨人を中心に、試合終了まで完全実況生中継を行うと発表した。

 今年は同局のプロ野球中継「ショウアップナイター」のキャッチコピーに「NO BASEBALL,NO RADIO~野球がなければ、ラジオじゃない~」を掲げている。文字通り、野球中継を春改編の中軸に据え、川相昌弘氏、井端弘和氏を新解説者に迎えた。また、クリープハイプの尾崎世界観による新ジングル作成、番組公式ツイッターの進化など、各方面でのパワーアップを行っている。

 岩崎社長は「野球はラジオにとって最高のコンテンツだと思うんですよね。広がり、それから、野球というのは人々の生活の中で非常に話題になっているスポーツでございますし、実況というのが、ラジオというメディアに非常にあっているスポーツだなと思いまして」と説明した。

 各局がナイター中継を縮小させていることには、「(各局が)独自の編成方針で、自分の局にふさわしいコンテンツをやっていくことは、広がりをつける面ではいいと思っています。ニッポン放送は、ナイターというコンテンツがラジオリスナーにとって、この時間帯にとっては最大のコンテンツだと思っていますので。今までの一番いいのは、他局さんを聴いていた人が、こちらを聴いていただくのを希望します」と、業界全体のコンテンツの広がりと同時に、ニッポン放送の視聴者拡大の両方を期待していた。

 野球中継は昨季からTBSラジオが撤退。文化放送が今季から土曜日のナイター中継を定時放送では行わないことを発表し、平日の「ライオンズナイター」のみ放送することになった。

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