オリックス・宮内オーナー“冥土の土産”にリーグ制覇を厳命「少し焦っております」
オリックスの宮内義彦オーナー(83)が13日、大阪市内で開催されたチームの激励パーティーに出席。“冥土の土産”としてリーグ制覇を厳命した。壇上から「冥土の土産がないまま、エンマさんに会うのはマズい!」と切実に訴えた。
ニコニコしながらマイクを通して発した言葉は重かった。「私も相当な年になってきました。早いところ(冥土の)土産を作ってもらいたい。少し焦っております」。1996年以来、優勝から遠ざかっているチームに心からのお願いだ。
下馬評では、主力が抜け厳しい評価の声が聞こえてくる。金子が日本ハム、西が阪神へ移籍。ただ“ノープロブレム”を強調する。「ビックな名前(の選手)は過去の実績でなっているわけで」とチクリ。「(チームから)ビックになる選手が生まれてくるわけです」と若手の台頭に期待した。
勝利の美酒を味わいたい。「今年は、ひょっとしますよ」と宮内オーナー。チームを信じて歓喜の瞬間を待つ。