ソフトバンク千賀&巨人菅野、両軍エースが万全の仕上がり 救援陣は不安残す
「オープン戦、ソフトバンク3-4巨人」(14日、ヤフオクドーム)
両軍とも開幕投手に決まっているソフトバンク・千賀滉大投手、巨人・菅野智之投手が万全の仕上がりを見せつけた。
2年連続の開幕投手に決まっている千賀は7回1安打無失点、8奪三振。150キロ超え連発で本拠地のファンをうならせた。完全投球を続けていた七回二死から丸に遊撃内野安打を打たれたが、得点を奪われる気配はまったくなかった。
菅野は五回までわずか50球で完全投球。前回8日のオリックス戦(京セラ)では炭谷とのバッテリーで4回9安打6失点と炎上していたが、小林と組んだ今回しっかり修正してきた。六回先頭の松田、続く牧原にアンラッキーな内野安打を浴びたが、6回2安打無失点で不安を打ち消した。
両軍ともエースが万全の信頼を重ねる中で、救援陣には課題を残した。特にソフトバンクは八回に二番手で登板した二保と三番手の嘉弥真が四球で満塁のピンチをつくる。ここでマルティネスの投手強襲内野安打が出て、巨人が先制。その後も四番手・川原が暴投で1点を失い、さらには小林に2ランスクイズが決められた。巨人も守護神候補のクックが松田に2号2ランを打たれるなど八回に3点を奪われた。