阪神新助っ人ジョンソン、満開の桜を見たい 親日家右腕“PJ”の素顔に迫る
勝利の方程式入りが期待される阪神のピアース・ジョンソン投手(27)。2012年のMLBドラフト1巡目でカブスに指名された過去を持つ右腕は、来日後の実戦でいまだ失点0と期待通りの投球を続けている。夫婦そろっての親日家で、日本での生活、文化をエンジョイ中。目下の楽しみを「満開の桜を観賞すること」と話す“PJ”の素顔に迫った。
◇ ◇
◆生まれ 1991年5月10日生まれ、米コロラド州デンバー出身。米4大スポーツのチームが同州を本拠地としており、「父がプロバスケットボールチーム・ナゲッツの営業部署で働いていた」。当時はバスケットもやっていたが、その後にサンディエゴに引っ越し、本格的に野球にのめり込んでいった。5歳上の姉と2人きょうだい。
◆MLBドラフト1位 高校時代にレイズから15巡目で指名されたが「まだ準備ができていない。大学に行ってもっと強く、大きくならないといけない」と進学。ミズーリ州立大でファイナンス学科(経済、金融)を学びながら野球を続け、2012年にカブスから1巡目指名を受けた。
◆海鮮好き 「日本でうなぎにチャレンジしたけど、すごくおいしかった!」。一方で「ししゃもの苦い部分は苦手でした…」。
◆愛称 PJ=ピージェイ。
◆焼き鳥 日本で好きになったのが、沖縄でメッセンジャーに連れられて行った焼き鳥。キャンプ最終日の助っ人チームの打ち上げも焼き鳥店だった。特に“わさび”を使ったささみなどの焼き鳥にハマった。「アメリカでも刺し身やすしに合うので好きだった」が新たな食べ方に感動。(メッセは沖縄の同店で使用されているわさびを取り寄せている)
◆メッセの存在 「彼は先生であり最高の友人。日本の生活のことだけでなく、日本でどのようにプレーしていけばいいのかなど、たくさんのことを教えてくれる」と10歳年上の先輩を慕っている。
◆礼儀 日本に来て最も驚いたのが「みんなが礼儀正しく、あいさつなどを重視しているところ」。
◆親日家 もともと夫婦そろって日本好き。2月28日にクリスティーナ夫人が来日。「実際に来てみてさらに好きになったみたい。日本人は本当にいい人が多いと言っている」。今後は二人で神社やお寺巡りを計画中。
◆お花見 今最も楽しみにしているのが桜。「とても美しいと聞いているし、妻も本当に楽しみにしているんだ」。趣味が写真撮影でもあり、満開の桜をたくさん撮ることも楽しみにしている。
◆その他の趣味 映画観賞。一番のお気に入りは『グラディエーター』。「言葉ではうまく説明できないが、アクションや物語がすごく良くて、これぞ男!」。ちなみに『スター・トレック』『アベンジャーズ』などに出演する“イケメン”のクリス・ヘムズワースに似ていると言われたことがある。
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