巨人・吉川光は“セトッパー” 宮本コーチ「彼はやってくれる男」
巨人・吉川光夫投手(30)がセットアッパーとストッパーを兼任するプランが15日、浮上した。宮本投手総合コーチが、両方を組み合わせた造語「セトッパー」と表現し「彼にはいろいろな役割をしてもらいたいよね。彼は性格的にやってくれる男なのでね」と期待を込めた。
前夜のソフトバンク戦は八回に新助っ人のクックが登板し、九回を吉川光で締めた。「僕は一つのパターンとしてありかなと思いますね」。クックが守護神候補の最右翼であることに変わりがない中で「例えば左バッターがいたりとか。(吉川光なら)いろいろ臨機応変に投げてくれる」と、柔軟な起用法にも含みを持たせた。
救援陣では沢村が先発に転向し、マシソンは実戦復帰への見通しが立たない状況。3年目の大江や、育成から支配下に昇格した坂本工が頭角を現してきたものの、経験豊富な左腕にかかる比重は大きくなる。その存在を「宝」とした同コーチ。救援一本で勝負をかける、2012年のMVP男への高い信頼度を示した。