ヤクルト・塩見3安打3盗塁で猛アピール 9盗塁はOP戦断トツ

7回ヤクルト1死、中前打を放つヤクルト・塩見泰隆=神宮球場(撮影・西岡正)
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 「オープン戦、ヤクルト7-8巨人」(16日、神宮球場)

 ヤクルト・塩見泰隆外野手が、3安打3盗塁3得点と躍動した。

 6点を追う三回は、先頭で四球を選んで出塁。次打者・坂口の2球目に二盗を決めると、1死一、二塁からは三盗にも成功。山田哲の遊ゴロで生還した。

 五回は先頭で右前打を放って出塁後、二盗を試みたがバッテリーに外されて成功ならず。それでも中前打を放った七回にも果敢にスタートを切り、二盗を決めた。その後、宮本の適時三塁打で再びホームを踏んだ。

 3点を追う九回は無死一塁から、左中間を破る適時三塁打。1死後に吉田の中犠飛で生還し、チームは1点差まで詰め寄った。

 これでオープン戦断トツの9盗塁。打率も・410と好調を維持している。青木、バレンティン、雄平が居並ぶ外野陣の壁は高いが「ちょっとでも意識してもらえたら」と猛アピールを続けるしかない。

 抜群の身体能力を誇る2年目の25歳。宮本ヘッドコーチは「頭を一生懸命働かせている。ツーストライクからの対応力が、去年とは全然違う。(走塁も)考える努力は雲泥の差」と成長を認めた。河田外野守備走塁コーチも「フィジカルが非常に優れている。(山田)哲人と塩見は普通の選手なら(三塁コーチャーが)腕を回せないところで回せる。他の人もおちおちしていられないよ」と評価していた。

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