ヤクルト・高橋、原点回帰の“ライアン投法”で4回1失点
「オープン戦、ヤクルト7-8巨人」(16日、神宮球場)
開幕ローテ入りを狙うヤクルト・高橋奎二投手が、原点回帰の“ライアン投法”で4回5安打1失点の結果を残した。
六回から4番手で登板。昨季は右足の上げ幅を抑えたフォームでプロ初勝利を挙げた4年目左腕は、この日は一昨年までに近い、右膝を顔のそばまで上げるダイナミックなフォームで巨人打線に対した。
前回までの課題だった変化球の精度が向上。七回に坂本にソロを浴びたものの、得点圏に走者を背負った八、九回は後続を封じた。
小川監督は「足を高く上げて、ボールが少し生きてきたかな。投げている試合は、バタバタ点を取られていない。試合を作っている部分の評価はできる」と復調気配を感じ取った様子。
フォーム変更の相談を受けた田畑投手コーチも「悩みなくマウンドに上がって欲しいからね。吹っ切れたと思うし、打者と向き合っていた。(開幕ローテ入りへ)いい競争をしているのでは」と評価した。