オリックス・ドラ2頓宮、大瀬良撃ち2ラン!62年ぶり新人開幕クリーンアップだ
「オープン戦、広島3-5オリックス」(16日、マツダスタジアム)
大学まで捕手のオリックス・ドラフト2位・頓宮(亜大)は、打席に入るまでに頭をフル回転させた。三回1死一塁。
「一塁走者の西浦は足が速いから初球は直球。僕は前の打席で死球を受けているから外角に来るはず」
大瀬良の初球は136キロのカットボール。読みは外れたが甘く入って来た。これを豪快に振り抜き、打球は高々と舞い上がり左翼席に飛び込んだ。昨季のセ最多勝右腕からオープン戦2号。同点の九回には1死満塁から二ゴロ併殺崩れの間に決勝点も挙げた。
「前に飛ばせばなんとかなると思った。本塁打?自信に変えていきたいです」
西村監督は「クリーンアップでもおかしくない。対外試合に入ってからの打撃を見ると十分できる」と、開幕クリーンアップに太鼓判を押した。
前日には亜大の卒業式に出席。同級生たちと再会を喜んだのもつかの間、そのまま広島に移動してきたが、そのかいはあった。
球団の新人開幕クリーンアップは1957年に5番に入った中田昌宏以来、62年ぶり。頓宮が手中に収めた。