球数制限導入見送り 日本高野連・竹中事務局長「提言していただいたことは進歩」

 新潟県高野連が今春の新潟大会から導入を目指していた球数制限を見送ったことを受けて、同連盟への再考を求めていた日本高野連・竹中雅彦事務局長は「新潟県高野連が(球数制限を)提言していただいたということは非常に進歩だったと思う」と話した。

 2月20日に行われた日本高野連の理事会では新潟県高野連に対して球数制限導入の再考を求めるとともに、専門家を交えた「投手の障害予防に関する有識者会議」を4月に発足させることを決定していた。

 竹中事務局長は球数制限見送りの回答を受け取ったことを説明した上で、「新潟県高野連の一石を投じる(動き)、これがなければ、こんなに早く決定していなかったと思う。新潟県高野連からのエールだと受け取って、有識者会議を立ち上げた」と感謝の思いを明かした。

 有識者会議には、新潟高野連・富樫信浩会長が参加することも決まった。「(新潟は)障害予防に関しては進んでいる県。これからの高校野球に提言をいただきたい」と竹中事務局長。22日にメンバー13人程度が決まり、第1回を4月下旬に開催を予定する場で積極的な意見交換がされることを期待した。

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