ロッテ・ドラ1藤原 走者一掃の三塁打!OP戦5番勝負…最初のハードルクリア
「オープン戦、西武3-10ロッテ」(19日、メットライフドーム)
二塁あたりで「行ける」と判断、ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)は50メートル5秒7の俊足にギアを入れた。途中出場から巡ってきた六回1死満塁。西武・相内の外角143キロ直球をはじき返すと、打球は左中間を割った。オープン戦初のタイムリーは三塁打だ。
「芯で捉えることができた」と振り返り、こう付け加えた。
「打ちたいと思って前のめりというか、猫背になっていた。そこを直した」
16日の日本ハム戦。九回、代打で出場し公文と対戦。いい当たりだったが、右直に終わった。何度も動画を繰り返して見た。これが修正につながり、能力の高さを証明した。
井口監督は「ああいう場面で回ってくる。(星を)持っているのかな」と目を細めた。
この日を入れてオープン戦は5試合。「1軍にいたいという気持ちが強い」と話す藤原にとって、5番勝負の最初のハードルを無事に跳び越えた。開幕1軍へ。18歳は次のハードルを見据えた。