DeNA大貫 強力広島打線を5回0封 開幕ローテ入りへ大きく前進
「オープン戦、DeNA-広島」(20日、横浜スタジアム)
DeNAのドラフト3位・大貫(新日鉄住金鹿島)がオープン戦初先発し、広島打線に対して5回5安打無失点と好投。開幕ローテーション入りへアピールに成功した。
立ち上がり。先頭の田中を決め球のスプリットで空振り三振に仕留めた。菊池に中前打を浴びるも、安部を二ゴロ、鈴木を遊飛に抑えた。二回も先頭の松山に右前打を浴びるも、落ち着いて後続を断った。
三回は2死からピンチを招いた。田中、菊池に連打を浴びて一、三塁。ここで3番の安部にファウルで粘られるも、最後は内角に変化球を投げ込み一ゴロに仕留めた。四、五回も走者を背負ったが、要所を締めて得点を与えず。球数は84球、最速146キロだった。即戦力の期待通り、強力打線を封じた。
敬遠気味のものを含んで4つと四球の多さを反省しつつ、「三浦コーチの方から『強気で攻めていけ』と言われていたので」と臆することなく投げ込んだ。「すごい迫力のある打線。1球1球丁寧に投げないといけない。低め低めを意識して投げました」と長打を許さなかった。
開幕ローテーション入りについて、ラミレス監督は「すぐに入るとは言えないが、考慮しないといけない」と話したが、6番手の座を争っていたバリオスの2軍降格が試合後発表された。これで新人投手2人が開幕ローテに名を連ねる可能性が高まった。