21世紀枠の石岡一・岩本、不安払しょく 5回1安打0封の好投

 「練習試合、石岡一5-0関大第一」(21日、関大高槻グラウンド)

 第91回選抜高校野球大会(23日開幕・甲子園)に21世紀枠で初出場する石岡一のエース・岩本大地投手(3年)が21日、関大高槻グラウンドでセンバツ開幕前では最後となる実戦登板に臨んだ。関大第一戦に先発し、5回被安打1無失点。2月から腰の張りを訴えていた不安を払しょくした。

 最速147キロを誇る直球だけじゃないところを見せつけた。腰の違和感でノースロー調整の時期もあったことから、いまひとつだった変化球を重点的に確認。「スライダーもいい感じで投げられた」と、5奪三振で手応えをつかんだ。

 「もう少し調整すれば、いい状態で甲子園に臨めると思う」と自信をみなぎらせる。25日に予定される盛岡大付との初戦まで残り4日。ギリギリまで仕上げ、最高の状態で最高の舞台へ上がる覚悟だ。

 川井政平監督(44)は「あとは本番でのアドレナリンだけ。実戦の感覚はよかった」と太鼓判を押した。2年前に春夏連続8強入りした強豪を相手に、プロも注目する大黒柱が堂々と立ち向かう。

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