オリックス・田口コーチ、イチロー引退に「本当に時代が終わった」91年同期入団
オリックス・田口壮野手総合兼打撃コーチが22日、オリックス時代のチームメートで21日に現役引退したマリナーズ・イチロー外野手について「本当に虚無感。本当に時代が終わったな、というむなしさというか」と話した。この日、京セラドーム大阪での練習前に会見に対応した。
イチローとは同じ91年度ドラフトの同期入団。阪神・淡路大震災が発生した95年と翌96年のリーグ連覇時に共に戦った仲だった。当時のことを田口コーチは「特別(な時間)だったと思います。あれほど勝ちたいと思ったことはなかったし、ファンの方たちともひとつになった。彼がいたからこういうことができたといえると思います」と振り返った。
オリックスでの現役時代は共に本拠地・神戸を盛り上げてきた。現役を退くことを決めたイチローに改めて「本当にお疲れさまでした。僕もいい経験させてもらいました」とねぎらいの言葉を送っていた。