日本ハム清宮、描く未来はイチロー 「目指すべきところ」
右手有鉤(ゆうこう)骨の手術からの復帰を目指す日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が22日、現役引退を表明したイチローの魂を受け継ぐことを誓った。“引退試合”は寮でテレビ観戦し、最後の勇姿をスマートフォンで動画撮影。「憧れです」と感慨深げに話した。
「ベーブ・ルースや王さんのように将来語り継がれるようになるんだろうな」。84分間の会見の全てを心に刻んだ。昨年12月には、ほっともっとフィールド神戸で合同自主トレが実現。清宮はイチローの存在を「ロールモデル」と表現し、自身が描く未来を語った。
「最後は(周囲が)喜んでいる姿がやりがいにつながったとおっしゃっていましたけど、その通りだと思いました。目指すべきところだと思っています」
この日は千葉・鎌ケ谷の2軍施設でキャッチボールを再開。「同じ時に生きていること、しかも野球をプレーしていて本当に幸せだなと思います」。メジャー挑戦を夢見る19歳はイチローが残した足跡をたどっていく。