センバツ開会式 広陵・秋山主将選手宣誓「日本中に笑顔の花を咲かせることを誓います」
「選抜高校野球・開会式」(23日、甲子園球場)
出場32校の抽選によって選手宣誓に選ばれた広陵(広島)の主将・秋山功太郎捕手(3年)が、大役を全うした。「間違えずに言えてほっとした」と安どの表情。22日のリハーサルでは80点と自己採点したが、「100点です」と本番で満点の出来にはにかんだ。
平成最後の大会に参加することを挙げ、「今まで多くの先輩方が紡いできた伝統を私たちは受け継ぎ、新たな時代を築いていきます」と宣言。「高校生らしい、はつらつとしたプレーで日本中に笑顔の花を咲かせることを誓います」と、行進曲の1つである「世界に一つだけの花」を連想させる言葉で締めた。
当時、瀬戸内(広島)の主将だった新保利於内野手(上武大進学予定)が務めた昨春の90回記念大会に続き、広島県勢が幕開けを飾った。開幕戦では同じく広島県勢の呉(広島)が、市和歌山(和歌山)と対戦する。
◆宣誓全文は以下の通り。
「91回を迎えたこのセンバツ大会は、平成を締めくくる大会です。今まで多くの先輩方が紡いできた伝統を私たちは受け継ぎ、新たな時代を築いていきます。今、私たちはたくさんの方々に支えられ、あこがれの場所に立っています。汗と涙を流し、励まし合った仲間。いつも支えてくれる家族。応援してくださる全国の方々に、ありがとうの気持ちで平成最後の甲子園を、最後まであきらめず正々堂々、戦い抜きます。そして、高校生らしい、はつらつとしたプレーで日本中に笑顔の花を咲かせることを誓います」