日本ハム・有原、5回無失点 最速152キロの直球軸に5奪三振
「オープン戦、日本ハム-ヤクルト」(24日、札幌ドーム)
日本ハムの先発・有原が5回5安打無失点と好投。毎回のように走者を背負う苦しい投球だったが、要所で粘ってスコアボードに「0」を並べ続けた。
「バランス良く投げられたと思います」
最速152キロの直球を軸に勝負球はブレーキの効いたチェンジアップ。5奪三振と力と技で相手打者を退け、味方の援護を待った。0-0で迎えた五回2死二、三塁の大ピンチは大引を一飛に打ち取り、窮地を脱出。球数が92球となり、静かにマウンドを降りた。
「(チェンジアップを)あれだけ低めに投げられればカウント球でも、勝負球としても使えると思います」
開幕ローテ入りが確実だったマルティネスが右前腕屈筋損傷(1度)で離脱し、前日のヤクルト戦に先発登板した金子は5回8安打5失点。先発投手陣に不安が募っていただけに、有原の好投はチームにとっても大きい。