ヤクルト19歳・村上 腕をたたんでOP戦4号!開幕スタメンへダメ押しアピール
「オープン戦、日本ハム2-4ヤクルト」(24日、札幌ドーム)
最後の打席を最高の結果で締めくくった。19歳が描く特大の放物線に観衆もどよめく。ヤクルト・村上がオープン戦4号となる逆転3ラン。開幕三塁スタメンへ、ダメ押しのアピールだ。
2点を追う八回1死二、三塁。内角高めに浮いたロッテ・藤岡のカーブを、腕をうまくたたんで捉えた。右翼ポール際への打球は切れず、スタンド中段まで届く決勝弾。「いいスイングができた」と納得する、パワーと技術が融合した一発だった。
14試合で打率・245ながら、4本塁打と12打点はチームトップ。小川監督は開幕スタメンの明言こそ避けたが「まだまだ課題はあるが、彼にとってプロ野球の第一歩となる開幕になる」と結果を出す若武者を認めた。
試合前には、自身を選出してくれた侍ジャパン・稲葉監督にあいさつ。次代を担う逸材は、20日には上田らとメジャーの開幕戦を観戦し、イチローの姿を目に焼き付けた。「先は見ずに一打席一打席を、一日一日を大切にしていけたら」と村上。飛躍への決意を胸に、勝負の一年のスタートラインに立つ。