盛岡大付、まさかの幕切れで11回サヨナラ勝ち 9回2死2点差追いつく
「選抜高校野球・1回戦、盛岡大付属3-2石岡一」(25日、甲子園球場)
第1試合に続く延長戦は土壇場で追いついた盛岡大付が延長十一回、サヨナラ勝ちした。この回、四球をきっかけに1死満塁。7番・島上の投ゴロをエース岩本が本塁へ悪送球し、まさかの幕切れとなった。
先制したのは21世紀枠で甲子園出場した石岡一。三回に敵失で1点を挙げた。その後両校とも無得点が続いたが、石岡一は九回2死から8番・滑川以下の3連打で貴重な追加点を挙げた。
盛岡大付は八回まで石岡一・岩本の前に11奪三振に抑えられていたが、九回に驚異的な粘りを発揮。5番・小野寺の右翼線二塁打などで2死二、三塁とすると、6番・小川が右前へ2点適時打を放ち、追いついた。
石岡一のエース岩本は4連続奪三振からスタートし、八回まで11奪三振の力投。十回はダイビングキャッチでアウトをつかみ取るなど、気迫あふれるプレーを続けていたが、170球目で力尽きた。