日本ハム・栗山監督 オリ吉田正対策“メジャー流シフト”外野4人配置へ
日本ハム・栗山英樹監督(57)が25日、開幕カードで対戦するオリックスの吉田正対策として“メジャー流シフト”を予告した。長打警戒の場面で、外野に4人を配置する可能性について言及。「勝つためにやる」と厳しい表情で宣言した。
既に21日・DeNA戦(横浜)でテスト済みだ。筒香の打席で三塁手の浅間が左翼の定位置に入り、それに応じて左翼手、中堅手が右方向へ守備位置を移動した。
「ホームランを打たれたくない、ヒットはいいという場面がある」。今年2月の米アリゾナキャンプ中、レンジャーズのベンチコーチを務めるドン・ワカマツ氏の助言もあって生まれた戦略だ。
吉田正は昨季26本塁打を放った世代屈指の長距離砲。シフトを敷くことで打者心理を刺激し、プレッシャーを与えられる可能性もある。
外野4人制を含め、状況に応じて5種類の守備隊形を駆使していく。この日は札幌ドームで約3時間半の全体練習。開幕までに徹底的にデータを分析し、勝負どころで実行する。