筑陽学園 初出場で甲子園初勝利 元甲子園球児のDNAを受け継ぐ選手が耀き見せる
「選抜高校野球・1回戦、筑陽学園3-2福知山成美」(26日、甲子園球場)
1回戦3試合が行われ、初出場の筑陽学園(福岡)が春夏通じて甲子園初勝利を挙げた。メンバーには元甲子園球児のDNAを受け継ぐ主力が2選手。1994年夏に樟南のエースとして準優勝した真一郎さん(42)を父に持つ福岡大真外野手(3年)は偉大な父に劣らぬ輝きを見せた。
二回の第1打席で左前へ運び先制点を演出すると、五回にも快音。三回の守備では右中間への大飛球を中堅手と交錯しそうになりながら好捕し、「父に一歩追いついたかな」と笑みを浮かべた。
92年夏に西日本短大付の主将として優勝、現在は日本文理大の監督を務める寿博さん(44)の次男・中村敢晴内野手(2年)は無安打の結果に「個人的には反省」と次戦に闘志を燃やした。二世選手の力で上位を狙う。