「選抜高校野球・１回戦、啓新５－３桐蔭学園」（２７日、甲子園球場）

　創部７年目で甲子園初出場の啓新（福井）が自慢の鉄壁リレーで関東王者の桐蔭学園（神奈川）を振り切り、大金星を挙げた。啓新は甲子園初勝利。

　啓新は初回に３番・穴水の右への三塁打で先制。続く竹原の左前で１点を加えた。二回にも９番・エースの安積が左前適時打し、リードを広げた。

　啓新はなおも六回に７番・古川の二塁打で貴重な中押し。九回には１番・浜中の中前打でダメを押した。

　桐蔭学園は二回に８番・伊礼以下の４連打で２点。七回には注目の好打者、３番・森がこの日３安打目となる遊内野安打で１点を返したが、最後は啓新の２番手・浦松にかわされた。

　創部７年目で待望の甲子園初勝利。植松監督は「苦しい試合展開になると思っていたが、終始うちのペースで試合が進み、非常に良かった。桐蔭学園さんの粘りがすごく、いつ逆転されるのかとヒヤヒヤしながら見ていました」と振り返った。