関東王者・桐蔭学園 まさかの初戦敗退 片桐監督「中軸の差が出た」

 9回、桐蔭学園・伊礼(左)は桐蔭学園・山崎と交代する(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・1回戦、啓新5-3桐蔭学園」(27日、甲子園球場)

 関東王者が力負けした。16年ぶりに聖地に帰ってきた桐蔭学園(神奈川)がまさかの初戦負けだ。

 二回に4連打で2点を返し、七回にも1点を入れて、再び1点差と意地を見せたが、九回の必死の継投も実らず、甲子園を去ることになった。

 エースの伊礼海斗投手(3年)は五回まで89球と苦しい投球が続いたが、七回、八回はともに3者凡退に仕留め、反撃を期待させた。関東大会4試合で3本塁打を放った森敬斗遊撃手(3年)はこの日も4打数3安打1打点。遊撃の守備でも好プレーでポテンシャルの高さを見せた。だが、あと一歩及ばず。片桐健一監督(45)は「投打ともに力が足りませんでした。中軸の差が出た。伊礼も夏へ向け、投球の力強さ、鋭さを身につけてほしい」と奮起を促した。

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