市立和歌山、半田監督「決勝でやれれば」智弁和歌山と1日“2勝”

2回市和歌山1死一塁、右前打を放つ市和歌山・滝谷侑斎=甲子園球場(撮影・吉澤敬太)
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 「選抜高校野球・2回戦、市和歌山6-2高松商」(28日、甲子園球場)

 ”和歌山祭り”だ。市和歌山が四国王者の高松商を6-2で下し、52年ぶりの8強を一番乗りで決めた。第1試合では智弁和歌山が勝っており、和歌山勢のセンバツ1日2勝は実に85年ぶりという歴史的な春の1日となった。

 初回2死から3番・緒方隆之介遊撃手(3年)が先制パンチ。左翼席に大会第7号となるソロ本塁打を放ち、弾みをつけた。先制した。2回2死一、二塁からは壱岐有翔外野手(2年)の中越え2点適時二塁打で加点。4回には再び壱岐の中前適時打などで3点を追加した。

 投げては柏山崇投手(3年)、岩本真之介投手(3年)のリレーで2失点。半田真一監督(38)は「うちは2枚の投手で戦ってきた。柏山は練習のときから調子がずっと良かった」と相手の裏をかいた先発起用にもに平然。智弁和歌山の勝利を見届けた直後の試合に「あそこに勝たなければと思いやってきた。決勝でやれればいうことない」と話した。

 先制弾の緒方は「小さいころから甲子園でホームランが打ちたかった」と笑顔だった。

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