DeNA開幕投手の今永、中日の大島、ビシエドら警戒「打線はつながりがある」
自身初の開幕投手を務めるDeNA・今永昇太投手(25)が28日、対戦相手の中日・大島、ビシエド、アルモンテの主軸打者を警戒した。前後の打者を確実に打ち取り、ピンチの芽を摘み取っていく。
「中日打線はつながりがある。足の速い大島さんや、中軸の外国人をマークしながら」とイメージを膨らませた。「前後のバッターをしっかり打ち取って」と走者をためた状態でその3人に打席を回さず、リスクを軽減していく姿勢だ。
この日は開幕前最後の全体練習。取材に応じる直前、本拠地のマウンドでシャドーピッチングを繰り返し、「いいイメージを持ってチェックしました。明日もそのイメージで」と力を込めた。万全の準備を整え、29日のマウンドに向かう。
現役時代、何度も開幕投手を務めてきた三浦投手コーチからは「開幕投手をするということは、お前が打たれている時も抑えている時も、選手やファンはみんなお前の背中を見ている。それだけはしっかり意識してやりなさい」と助言をもらった。「年下の投手も増えてきた。自分が結果でチームを引っ張れる投手になりたい」と強い覚悟をにじませた。
緊張することは当然で、「その中で自分のパフォーマンスができれば」と意気込んだ今永。「勝つという気持ちだけで投げたい」と、勝利投手となってチームに勢いをもたらす。