山梨学院「1点の重みを感じた」“デスパイネ”野村が3安打も好機で三振
「選抜高校野球・2回戦、筑陽学園3-2山梨学院」(29日、甲子園球場)
初戦の札幌第一戦で24安打24点を叩き出した強打線は爆発寸前で終わった。山梨学院(山梨)は10安打したものの、わずか2得点。九回も初戦で本塁打を放った菅野秀斗二塁手(3年)と”山梨のデスパイネ”野村健太右翼手(3年)の連打などで2死満塁とあわや逆転サヨナラの場面をつくったが、そこまでだった。
悔やまれるのは同点で迎えた5回1死一、二塁の勝ち越し機。主砲・野村はこの日3安打したものの、この場面では代わったばかりの筑陽学園・西館昴汰投手(3年)のフォークにあえなく空振り三振。吉田洸二監督(49)は「1点の重みを感じた。前半主導権を握れそうで握れなかった。佐藤と相沢は3点で良く抑えてくれた。夏に向け、打撃を磨きたい」と話した。