日本ハム・中田翔がサヨナラ満塁本塁打「なめてんのかな」直前2人敬遠に怒りの一撃
「日本ハム7-3オリックス」(29日、札幌ドーム)
日本ハムは中田翔が、3-3で迎えた延長十回、1死満塁からサヨナラ満塁本塁打を放った。日本ハムの開幕戦白星は4年ぶり。
オリックスの采配に意地を見せた。延長十回、先頭の中島卓也が二塁打で出塁し、浅間が犠打で三塁に進めたが、この後、2番・西川、3番・近藤が連続の申告敬遠。4番・中田勝負を選択された。
オリックスの3番手・岩本を相手にカウント2-2からフルスイング。左中間席に放り込み、大歓声を一身に浴びて本塁を踏んだ。
本塁打までは4打数0安打。意地の一発で面目を保った。お立ち台でも当然、目の前で2人が歩かされた話題を振られたが、「なめてんのかな、というふうに思いまして、すごく気合が入りました」と正直に胸の内を明かし、ファンを大いに沸かせていた。
開幕戦のサヨナラ満塁本塁打は、2リーグ分立後では1994年の伊東勤(西武)、2005年のアレックス(中日)に続いて14年ぶり3度目。パ・リーグに限ると25年ぶり2度目。延長戦では初めて。
勝ち投手は日本ハムの5番手で十回表を抑えた浦野。負け投手は岩本。