オリックス、開幕戦8連敗…中田にサヨナラ満塁弾 監督「投手を責めることはできない」

 「日本ハム7-3オリックス」(29日、札幌ドーム)

 オリックスは延長十回に1死三塁から西川、近藤を連続で申告敬遠する満塁策をとったが、3番手・岩本は中田に満塁本塁打を打たれサヨナラ負け。2010年以来となる開幕戦勝利を逃し、これで開幕戦は8連敗となった(2011年は引き分け)。

 初回にはドラフト2位・頓宮(亜大)の先制2点打、1点差に迫られた直後の四回には2年目・西浦のプロ初打点と抜てきした2人が活躍。1番に起用した福田は3安打2盗塁と理想的な躍動も見せていただけに痛い敗戦となった。

 西村徳文監督は「頓宮と西浦と福田の3人で7安打。よくやってくれたと思う。足も絡ませて、これまでやってきた野球はできた。その後に1点でも取っていれば。取り切れなかったというところ」と追加点を取れなかったことを悔やんだ。

 2点リードの八回は初の開幕投手を務めた山岡が2死二、三塁から近藤に同点打を浴びた。継投も考えられるところだったが「山岡にあそこは任せたということ。あの回までは託すということだった。(連続申告敬遠は)どうしょうかというところで満塁策をとった。投手を責めることはできない」とかばった。

 30日は昨年までの同僚・金子との対戦となる。是が非でも勝たなければならない。

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