習志野の美爆音 大太鼓が2台減る“配慮” 近隣住民からのクレームで

 「選抜高校野球・準々決勝、習志野4-3市和歌山」(31日、甲子園球場)

 習志野の三塁側アルプス席で奏でられた、通称『美爆音』と称されるブラスバンド演奏で、1回戦の日章学園(宮崎)戦、2回戦の星稜(石川)戦に比べて、大太鼓が減る“配慮”があった。

 日章学園戦は4台あったが、1台が壊れたため星稜戦は3台に。そしてこの日は1台。担当者は「大太鼓が一番響くということで1台にした」と説明した。

 星稜戦では応援が大きすぎると近隣住民からクレームが寄せられ、日本高野連から試合途中に音量を小さくするよう要請され、これに応じる一幕があった。この日は試合前に大会本部の関係者がスタンドの様子を見にきたというが、試合中を含めて指導を受けることはなかった。

 応援のスタイルはこれまでと変わらず、1~3年生を合わせて約150人で演奏した。進路の関係で3年生の応援が難しくなったため、1回戦200人、2回戦170人からは減ったものの、美爆音で勝利を後押し。担当者は「野球部の背中を押すという気持ちはこれまでと変わっていない」と話していた。

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