明豊、劇的4強!途中出場の後藤が延長十一回サヨナラ打「最高です」
「選抜高校野球・準々決勝、明豊1-0龍谷大平安」(31日、甲子園球場)
習志野(千葉)は市和歌山に4-3で逆転勝ちし、初のベスト4を決めた。東邦(愛知)は筑陽学園(福岡)に7-2で快勝し、優勝した1989年以来の4強入り。明豊(大分)は龍谷大平安(京都)に延長十一回、1-0でサヨナラ勝ちした。明石商(兵庫)は智弁和歌山(和歌山)に4-3でサヨナラ勝ちし、初の4強。4月1日は休養日で、2日に準決勝が行われる。
明豊が劇的な延長サヨナラ勝ちで春夏を通じて初めて、ベスト4に駒を進めた。互いに無得点で迎えた十一回、失策と四球などで2死満塁の好機を作ると、途中出場の後藤杏太(3年)が中堅に決勝打を放った。殊勲の背番号15は「最高です。自信があった」。3投手が相手打線を抑えて勝利を呼び込み、川崎監督は「信じていたので継投に迷いはなかった。最後まで耐えて根負けしなかったところにチームの成長を感じる」と目を細めた。