東邦30年ぶり決勝進出 「平成最初の王者」が「平成最後の王者」へあと1勝
3枚
「選抜高校野球・準決勝、東邦4-2明石商」(2日、甲子園球場)
東邦(愛知)が効果的な1発で30年ぶり7回目の決勝進出。平成最初と平成最後のセンバツVが現実味を帯びてきた。また、愛知県勢は甲子園春夏通算300勝となった。
東邦は0-0で迎えた2四死球で七回2死一、二塁とし7番・吉納が左中間へ見事な流し打ちの決勝3ラン。大会16号を叩き込んだ。さらに八回には併殺を焦った相手のミスが重なり、貴重な追加点を挙げた。
森田泰弘監督は「こういうゲームしか勝ち目はないと思っていた。六回に入った時に『後半勝負だ』と伝えた」と狙い通りの展開を振り返った。平成最初の覇者が、平成最後の覇者となるチャンスを迎えた。「もちろんです。そのために来ました」と優勝への意気込みに力を込めた。
明石商(兵庫)は八回二死から3番・重宮の右中間二塁打に続き、4番・安藤が右越えに大会17号2ランを運び、一時は1点差とし、九回も先頭打者が出塁したが、そこまでだった。