巨人・長嶋氏「やっぱり球場はいいね」昨年入院以降初の公の場
「巨人9-3阪神」(2日、東京ドーム)
サプライズ登場に、スタンドが沸いた。試合開始直前。オーロラビジョンに、バルコニー席から左手を振る巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(83)の姿が映し出された。公の場に登場するのは昨年6月8日、巨人-西武戦(東京ドーム)を観戦して以来となった。
長嶋氏は昨年7月に胆石が見つかって入院。その後は快方に向かい、山口オーナーによると、3月31日に長嶋氏から観戦を希望する電話がかかってきたという。「(昨年12月の退院後)初めての本格的な外出。表情や話し方とかは以前と変わらないですよね」と様子を明かした同オーナー。本拠地開幕戦に間に合ったことに「驚異的ですよね」と話した。
読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆(92)と並んで座り、二回途中まで観戦したというミスター。球団を通じ「やっぱり球場はいいね。わくわくするよ。みんな喜んでくれて、手を振ってくれてね」とし、「打線も吉川君、坂本君、丸君が、1、2、3(番)で先制してから爆発したね。またドームに来て応援したいと思います」とコメントした。