平石楽天、11点爆勝で5連勝 六回一挙8得点!球団初本拠開幕3連勝
「楽天11-2日本ハム」(4日、楽天生命パーク宮城)
つなぎの意識がビッグイニングを呼び込んだ。「本当にみんなが良い姿を見せてくれた」と選手をたたえた楽天・平石監督。今季初2桁11得点と打線が奮起しての5連勝。本拠地開幕カードの3連戦3連勝は球団史上初の快挙だ。
勢いが止まらない。初回だ。日本ハム先発・斎藤佑に対して田中が中前打で出塁し二盗を決めると、茂木の右中間二塁打などで瞬く間に3点を先制。そして1点差にまで迫られた六回には打者12人の猛攻で一挙8点を奪って勝利を決定づけた。
打線の強みはつなぎの意識だ。斎藤佑を含めて低めの球の見極めを徹底。六回の攻撃は長打の間に辰己、オコエ、田中が四球を選んでつなぎ、6安打で8得点の攻撃を生んだ。
平石監督も「辰己、オコエらの四球はものすごく大きい。四球も安打と同じ価値がある」と評価。開幕から“つなぎの4番”を務め、この日は2安打2四球で4度出塁の島内も「後ろの打者がしっかりしているので、つなげば何とかなるという気持ちです」と話す。
昨季は本拠地で20勝49敗。その本拠地のファンへ3連勝という形でリスタートした姿を示した。六回に2点三塁打の浅村は「今年はやってやろうという気持ちの中で最高の形になった」と手応えを口にした。確かな強さが、杜(もり)の都に芽吹き始めている。