「ＤｅＮＡ２－３巨人」（５日、横浜スタジアム）

　巨人が６連勝。エース菅野智之投手が６安打２失点の完投で今季初白星を飾った。

　２点の援護を受けた一回、ソトと筒香に連続ソロを浴びて追いつかれたが、二回以降は立ち直った。低めを突く丁寧な投球で凡打の山を築くと、八回はギアを上げ、圧巻の三者連続三振。九回も先頭の筒香を空振り三振に仕留めるなど、気迫の投球で１点のリードを守り切った。１３７球の熱投、８奪三振、与えた四死球は１だった。

　広島との開幕戦では７回１失点と好投したが、打線が大瀬良にねじ伏せられて黒星。１週遅れの勝利に、「先週勝てなかったのでホッとしています」と笑顔。「良い形で先制してもらったが、初回だけ反省します。風もあったのでホームランが多かったです。（援護が）もうちょっとほしいです」とはにかんだ。

　八回の投球については「スイッチを入れ直して頑張りました。しんどかったが最後の力を振り絞りました」とし、背番号１８での初勝利については「やっと開幕したなという感じです」とうなずいた。大歓声を受け、「今年もいい活躍をして沢村賞、２０勝できるように頑張ります」とファンに約束した。

　打線は一回、坂本勇が右中間席へ先制の２号ソロを放つと、続く丸も通算１５０号本塁打となる３号ソロ。連続アーチで２点を先制。２－２で迎えた七回にゲレーロがバックスクリーン直撃の超特大３号ソロ。これが決勝点となった。