巨人・菅野 いきなり連続被弾も…圧巻4連続K!今季初の完投初星

 「DeNA2-3巨人」(5日、横浜スタジアム)

 最後の打者、ロペスを中飛に仕留めると右拳を突き上げて、派手なガッツポーズを決めた。登板2試合目での1勝目を今季初完投で飾った。巨人・菅野智之投手は「ホッとしています。やっと開幕したという感じです」と笑みを浮かべて充実感に浸った。

 味方が2点を先制してくれた直後の初回。ソトと筒香に2者連続本塁打を浴びてつまずいた。「初回だけは反省です」と振り返ったが、引きずることはない。気を引き締めて粘りの投球を見せ、打者を抑え込んだ。

 圧巻は終盤だった。八回先頭の神里から3者連続の空振り三振を奪った。九回先頭の筒香も空振り三振に仕留め「(筒香に)ホームランを打たれていたので気合が入った。先頭(打者)を出したら情けない」と気迫をみなぎらせた。

 原監督は「見事に期待に応えてくれた。代えるという選択肢はなかった」と絶賛。当然、菅野も指揮官の考えは理解しており「監督が求める野球をするのが選手の仕事」と分厚い胸を張った。

 エースの奮闘でチームは6連勝をマークしいよいよ勢いが、加速しそうだ。巨人軍の大黒柱も担う背番号18は「沢村賞と20勝を目指して頑張りたいです」とファンに力強く誓った。

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